Chemicals
農薬のはなし
人間、誰でも具合が悪くなると薬を飲みますよね。
鼻水が止まらなければ鼻炎薬、下痢ならば下痢止め、高血圧なら降圧剤。
で、結果楽になります。
でも、何故鼻水が出るのでしょうか？何故下痢をするのでしょうか？何故血圧が上がるのでしょうか？
それは、病原菌を鼻から流し出すためであり、悪い食べ物を早く排出するためであり、隅々まで滞ることなく血液を送り込むためですよね。
急いで症状を治さなければならないことが多いので薬を服用するのは致し方無いですが、本来人間は強力な自浄能力、治癒能力を持っているそうです。
薬ってそれを邪魔してませんか？
しかも、副作用が無い薬は無いそうです。
ここ福地では、稲が、イモチ病、イネミズゾウムシ、カメムシといった病害虫の被害に遭う可能性があります。
ですが、圃場(土壌と水)が好ましい状態にあり、稲が過度の養分を摂取することなく健全に育っていれば、細菌に侵入されることもなければ、害虫が異常に増えることもないはずです。
現にこの圃場でも、イネミズゾウムシさん、カメムシさんが居ますが、ヘビさんやカエルさんなどの爬虫類、蜘蛛さんなどの昆虫といったバラエティに富んだ生物さんたちと同様、異常に増えることはありませんし、目には見えませんが、イモチ病菌さんもそうなんだと思います。
何かが異常に増えるということは、どこかに根本原因があるはずで、増えたものを駆除すれば解決するかというとそうでもないように思います。
農薬は、一切使いません。
人間の薬と同様、必ず副作用があると思われるからです。
それより圃場(土壌)を山の土に近付け、健康な稲に育ってもらいます。
稲にも人間と同様、自浄能力、治癒能力があると信じていますので。
