木曽川水系旅足川源流の水と空気が育んだ、無農薬、有機肥料、天日干しの健康なお米です。

Cultivation

栽培方法

お米の栽培方法もいろいろです。
自分が良く目にするのは、慣行栽培、有機栽培、特別栽培、自然農法、自然栽培といったところでしょうか。
ここで、自分自身の情報整理を兼ねて、それぞれの内容を簡単にまとめてみます。

  • 慣行栽培
    科学肥料、農薬、機械化により、それまでとくらべて生産高を飛躍的に高めることを可能にした栽培方法です。
    戦後、工業化により都市部に流出した人々の食糧を、人口が減少した農村部が賄うために大きく貢献しました。
    現在も、この方法が主流です。

  • 有機栽培
    一般的には、有機肥料のみを使用した栽培方法と解釈されるケースが多いようですが、JAS法に則った検査で「播種又は植付け前2年以上の間、堆肥等による土づくりを行った圃場において生産された農産物」と認定されたもの以外は「有機○○」と表示してはいけないと規定されました。
    ですが、中にはそういった法規制を知らない農家の方もいるようです。

  • 特別栽培
    何か特殊な栽培をしているように受け取れる言葉ですが、農薬と化学肥料の使用を減らした栽培方法の総称です。
    農林水産省のガイドラインは「化学合成農薬、化学肥料双方を慣行の5割以上減らして栽培された農産物」という内容です。
    農薬の使用には、植付け前の土壌消毒剤、種子消毒剤なども対象になります。

  • 自然農法
    福岡正信先生が有名です。
    植物本来の力を生かすため、あえて何もしないという考え方です。
    種籾を田んぼに直播きし、あとは水管理のみで何もしません。
    それでもちゃんとお米は育ちます。

  • 自然栽培
    奇跡のりんごでおなじみの木村秋憲先生が実践し、指導されています。
    通常通り、田起こし、代掻き、田植えを行いますが、代掻きは土がとろとろになるまでは行わず、拳程度の塊がごろんごろんしている状態で止めちゃいます。
    そうすることで田植え後に根が深くまで伸び、養分をしっかり吸収するようです。
    もちろん無農薬、無肥料です。

現在行っているのは、木村先生の自然栽培に近いですが、米糠を投入しているところが違います。
本来なら木村先生が山の土にならって実践されているように、無肥料にしたいところですが、そこまで思い切れていません。
自分も農業を始めたことで、人手がまったく入っていない山の木々が毎年力強く成長するというのが、すごいことだと実感できるようになりました。
でもそれが当たり前のようです。
あの、団粒化が進み、保水力が高く、程良く空気を含んだふかふかの土が、木々を力強く育むのは間違いありません。
まだ試行錯誤の連続ですが、そうした土作りを進めていきたいと思っています。

powered by QHM 6.0.3 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional